株式会社whicker

#### 【資金調達に成功！】シニアビジネスの新たな可能性の探究！少子高齢化社会に潜むビジネスチャンスに挑む学生起業家がクラファンでの資金調達に成功しました。 株式会社whickerは、京都大学大学院に在籍する学生起業家である山本智一氏が立ち上げた『まごとも』プロジェクトにおいて、クラウドファンディングを通じた資金調達に成功しました。この資金は、世代間交流を科学的に証明するための研究費として活用される予定です。  #### 『まごとも』プロジェクトの概要と提供サービス 『まごとも』は、学生と高齢者をマッチングし、一緒に食事をしたり外出したり、デジタルデバイスの使用方法を教えるなど、介護保険ではカバーされない幅広いサービスを提供する革新的なプラットフォームです。このサービスは、高齢者に孫と一緒にいるような楽しい時間を提供し、離れて暮らす家族には写真付きの業務報告を共有することで、親の介護に対する心配や罪悪感を軽減することを目指しています。 #### 研究の背景と目的 現代社会における核家族化や高齢者の孤立化が進行し、世代間の交流が減少している現状があります。株式会社whickerは、この課題に対する解決策として、若者と高齢者の間に新たなつながりを創出し、両世代にとって有意義な時間を提供することを目指しています。京都大学との共同研究プロジェクトは、『まごとも』を通じた世代間交流が若者に与える価値、具体的には学生の自己肯定感の向上に焦点を当て、その効果を科学的に証明することを目的としています。  #### 社会課題への貢献と具体的な効果 「親の介護」と「仕事の両立」は、多くの家族世代が直面する深刻な課題であり、経済産業省の推計では2030年には約318万人がこの問題を抱え、経済損失額は約9兆円に達するとされています。また、2025年には団塊世代が全員後期高齢者となり、介護費負担の増加や介護事業所の課題が深刻化します。 『まごとも』は、介護福祉士の監修を受けた若者がシニアを訪問し、介護保険では対応できない外出やデジタルサポートなど、幅広いニーズに応えることでこれらの社会問題に対処しています。特に注目すべきは、シニアと若者の交流がもたらす精神的な活力です。実際に、『まごとも』を利用し始めたシニアが精神的に前向きになり、自主的に歩行訓練を行うことで数週間で補助器なしでの歩行が可能になった事例も報告されています。このような交流は、シニアの元気を引き出すだけでなく、ビジネスケアラーとして働く家族の介護負担を大幅に軽減する効果も期待されています。サービスの透明性を重視し、ご家族には終了後に笑顔の写真付きレポートを提供しており、「親の日常にハリが出て嬉しい」「親がポジティブになった」といった声が寄せられています。  #### 今後の展望と株式会社whickerについて 資金調達に成功したことで、『まごとも』は次のステップへと進み、来年春には研究活動が開始され、多くの学生と高齢者がプロジェクトに参加する予定です。最終的には、研究成果を学術雑誌に掲載し、世代間交流の重要性と効果を社会に広く伝えることを目指しています。 株式会社whickerは、このプロジェクトの成功とクラウドファンディングを通じた資金調達の達成が、少子高齢化社会における新たなビジネスモデルの可能性を示すものと捉え、今後も世代間交流の促進に努めていくと表明しています。 株式会社whickerの概要は以下の通りです。 | 項目 | 説明 | |---|---| | 本社所在地 | 〒602-0853 京都府 京都市上京区宮垣町91-102 | | 代表取締役 | 山本 智一 | | 設立年月日 | 2022年2月8日 | | 事業概要 | 高齢者に対する家事代行を含む見守り・生活支援事業 | | サービスHP | [https://whicker.info/](https://whicker.info/) | | 各種SNS | [https://lit.link/magotomo](https://lit.link/magotomo) |