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📀 出典のデータベース: 半導体排水処理の最前線:先行企業の課題解決と技術的優位性
企業名
東レ株式会社
🗓 更新日: 9/24/2025
公開中項目
企業概要
尿素の除去性能を従来比2倍に高めた水処理用の逆浸透(RO)膜を開発した日本の大手化学メーカー。半導体製造工程で必要となる超純水の安定供給を目指し、下廃水再生水などの活用を可能にする技術を提供している。
解決する主要課題
半導体製造工程における超純水の安定供給。特に、水源として下廃水再生水などを活用する際に課題となる、除去困難な尿素の除去。尿素は水中でアンモニアガスを発生させ、半導体製造プロセスで光阻害を引き起こし製品不良の原因となるため、高レベルでの除去が求められる。
保有するコア技術
尿素除去性能を大幅に向上させた高除去・低圧逆浸透(RO)膜「TBW-XHRシリーズ」。RO膜表面にある1nm以下の微細な穴の分布を均一に制御する独自の設計技術と、それを実現するための構造可視化分析技術を保有している。
技術的強み・競争優位性
新開発のRO膜は、従来製品の2倍となる約90%の高い尿素除去率を達成。同時に、低い圧力での運転が可能で、高い透水性を維持している点が大きな強みである。これにより、これまで利用が難しかった水源からも効率的に超純水を製造でき、半導体メーカーの水不足リスクの低減と安定生産に貢献する。
出典URL
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/01826/
すべての出典情報
なし
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