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📀 出典のデータベース: 半導体排水処理の最前線:先行企業の課題解決と技術的優位性
企業名
オルガノ株式会社
🗓 更新日: 9/24/2025
公開中企業概要
70年以上の歴史を持つ総合水処理エンジニアリング企業。用水から排水まで、水処理に関するほぼ全ての顧客要望に対応可能な技術・サービス体制を構築している。特に半導体産業向けの超純水製造装置では世界的なリーダーとして知られ、排水からの有価物回収にも強みを持つ。
解決する主要課題
半導体製造工程で発生するフォトレジスト現像排水に含まれる、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)や有機フッ素化合物(PFOSなど)といった難分解性物質の効率的な除去。また、工場排水からフッ素やTMAH、レアメタルなどを有価物として回収し、環境負荷低減と資源の有効活用を両立させること。
保有するコア技術
TMAHと有機フッ素化合物を同時に高効率で除去する、電気透析またはカチオン交換塔による前処理とアニオン交換塔を組み合わせた特許技術。晶析技術を用いたフッ素回収装置「エコクリスタ」によるフッ酸の再資源化。イオン交換樹脂を利用したTMAHやレアメタルの回収・精製技術。
技術的強み・競争優位性
プラント建設だけでなく、ソリューション提供も含めた総合力。特に、排水を単に処理するだけでなく、TMAHやフッ素、レアメタルなどを有価物として回収・再資源化する技術に強みを持つ。特許取得済みの排水処理システムにより、TMAHと有機フッ素化合物という性質の異なる難処理物質を効率的に同時処理できる点が競争優位性の源泉となっている。
出典URL
https://www.organo.co.jp/about/
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