Encore.org

#### プログラム概要 Encore.orgは、高齢化、人生の半ば、そしてリタイアに対する一般的な認識を変革することを目指しており、人生の後半を過ごす何百万人もの人々を、社会に利益をもたらす重要な才能の源として活用する新しい道筋を築いています。このビジョンに基づき、Encore Fellowships Network (EFN) は2009年に設立されました。これは、人生の後半を迎えた人々が持つ豊富なスキル、専門知識、知識を必要とする社会貢献組織に、新たな人材源を提供することを目的としています。このプログラムは、経験豊富なプロフェッショナルが社会的なインパクトを生み出す活動に従事する機会を提供し、同時に非営利組織の能力強化を支援することで、社会全体の課題解決に貢献しています[www.encore.org](www.encore.org)。 #### Encore Fellowshipsの仕組み Encore Fellowshipsは、経験豊富なプロフェッショナルを、社会貢献を目的とする組織における影響力の高い有給の期間限定職にマッチングさせることで機能します。通常、このポジションは6〜12ヶ月間で1,000時間の勤務を想定しています。これらの「Encore Fellows」は、ホスト組織の能力構築、戦略的成長、そしてコミュニティへの広範な影響力拡大を支援します。このプログラムは以下の主要な要素で構成されています。 * **Encore Fellows**: 経験豊富で専門スキルを持つプロフェッショナルが、特定の期間（通常6〜12ヶ月で1,000時間）にわたり、社会貢献組織で高インパクトな任務を遂行します。 * **ホスト組織**: 経験豊富な人材の貢献が期待できる分野を特定し、フェローを受け入れる社会貢献組織です。 * **プログラム運営者**: フェローとホスト組織をマッチングさせ、最大のインパクトを実現し、Encore Fellowsに対する専門能力開発支援を提供します。 * **資金提供スポンサー**: 企業や財団が経済的支援を提供し、長期的な従業員への配慮や地域社会への貢献を示します。 #### 実績と社会的インパクト Encore Fellowshipsは設立以来、目覚ましい成果を上げています。 * **多大な貢献**: 2009年以降、数千人のEncore Fellowsが合計200万時間以上のサービスを提供し、これは50以上の大都市圏における非営利団体に対して2億ドル以上の価値に相当します。 * **価値ある貢献**: 2009年以降に調査されたホスト組織のほぼ全て（95%）が、Encore Fellowsが貴重なアイデア、ツール、専門知識を提供したと回答しています。 * **インパクトと規模の拡大**: ホスト組織の90%以上が、Encore Fellowsが組織活動の規模拡大と新たなサービスパートナーの開拓に貢献したと報告しています。 #### 各ステークホルダーへのメリット Encore Fellowshipsは、関与するすべての関係者に大きなメリットをもたらしています。 * **企業スポンサーへのメリット**: * **従業員エンゲージメント**: 退職を控える従業員が、非営利セクターや公共セクターでの新しいキャリアを探索するための質の高い経験を提供します。企業の退職給付制度や早期退職制度、従業員移行支援プログラム、企業の社会的責任（CSR）プログラムに適合します。 * **コミュニティエンゲージメント**: 数十年にわたる研修、教育、実務経験を持つベテラン従業員をスポンサーすることで、企業はCSR活動や地域関係の取り組みを強化し、フェローはコミュニティにおける企業の強力な大使となります。 * **市場エンゲージメント**: 企業は教育、ヘルスケア、環境、芸術文化、動物保護、あるいはベビーブーマー市場自体など、顧客に関連性の高い特定の分野をターゲットにした原因連動型マーケティング活動の一環として活用できます。IntelのAmber Wisely氏は、「Encore Fellowshipsは、退職を迎える従業員が次の人生のステージを探求し、リタイアメントを再想像するのに役立っています」と述べています。 * **非営利ホスト組織へのメリット**: * Encore Fellowsがもたらす成熟した人間性と数十年の実務経験は、組織に新たな視点と柔軟性、強い責任感、そしてプロジェクトを開始し実行する能力をもたらします。 * **投資に対する指数関数的なリターン**: Encore Fellowsは、非営利ホスト組織の組織能力を大幅に構築し、そのミッションに持続的なプラスの影響を一貫して提供するプロジェクトに取り組みます。 * **個人（フェロー）へのメリット**: * **探求**: Encore Fellowshipsは、個人が実践的な経験、教育セッション、ネットワーキングの機会を通じて、自身の民間部門でのスキルを社会貢献に特化した新しい環境でどのように活かせるかを探求する機会を提供します。 * **ピアサポート**: Encore Fellowsは、社会セクターについて学び、経験を共有するために定期的に集まる少数のプロフェッショナルグループの一員となります。また、社会貢献組織で働く卒業生の成長するコミュニティの一員でもあります。Encore Fellowships Networkの卒業生であるDonna Garban氏は、「Encore Fellowshipsプログラムは本当に素晴らしい。組織とフェローの双方が多くを与え、多くを得る、 enlightenedなアイデアの一つです。プロジェクトの能力に実質的な専門知識をもたらす人を非営利の世界に連れてくるという、このような素晴らしいアイデアは、本当に私の人生を変えました。これまでにやったことのないことをする必要があり、新しい人々に会い、良いことをする必要があったので、本当に私を変革しました」と語っています。 #### Encore Fellowships Networkとの連携 Encore Fellowships Networkは、社会問題解決に必要なマーケティング、コミュニケーション、戦略と計画、情報技術、パフォーマンス管理、人事、財務管理、法務およびリスク管理といった幅広いスキルを持つフェローを提供します。 以下の方法で連携することが可能です。 * フェローになる * フェローをホストする * Encore Fellowshipsプログラムを開始またはスポンサーする 詳細については、[www.encore.org/fellowships](www.encore.org/fellowships) を参照するか、`info@encorefellowships.net` にお問い合わせください。 #### Encore.orgについて Encore.orgは、人生の半ば以降の人々のスキルと経験を活用し、コミュニティと世界を向上させるムーブメントを構築しています。彼らの究極の目標は、若者と将来の世代のためにより良い未来を創造することです。Encore Fellowships Networkを含む革新的なプログラムポートフォリオ、独自の研究、戦略的提携を通じて、教育から環境、ヘルスケアからホームレス問題に至るまで、社会の最大の課題解決における経験の価値を実証しています。Encore.orgは、シリコンバレー、サンフランシスコおよびイーストベイ、ニューヨークシティのEncore Fellowsプログラムを運営し、Encore Fellowships Networkを設立・管理しています[www.encore.org](www.encore.org)。 #### 企業事例と資金提供者の声 Intelは、2011年以来、米国内の退職資格のある全従業員にEncore Fellowshipsを提供しており、これまでに数百人のIntel従業員がEncore Fellowshipsに参加しています。The David and Lucile Packard FoundationのCEOであるCarol Larson氏は、「我々はEncore Fellowsに資金を提供しています。なぜなら、それが環境、子供たち、そして私たちのコミュニティに貢献する全く新しいリーダーのセットを開拓しているからです」と述べています。