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📀 出典のデータベース: 若年層向け新金融体験・スタートアップの資金調達事例
スタートアップ名
Sustain:Green
🗓 更新日: 6/19/2025
公開中項目
概要/特徴
Commerce Bankが支援するクレジットカードで、顧客報酬を個人のカーボンオフセット購入に充当するプログラムを構築。カードは生分解性素材で作られており、American Carbon Registry (ACR)を通じてオフセットを購入する。ブラジルの森林保護イニシアチブ「Mata no Peito」とも提携。購入額1ドルあたり2ポンドのCO2をオフセットする。
セグメント/トレンド
Climate Fintech, Carbon Offset, Credit Card, Sustainability
調達ラウンド
情報なし
調達額(万ドル)
0
発表日
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企業評価額(万ドル)
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ユーザー数
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累計調達額(万ドル)
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本拠地
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主な投資家
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設立年
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運営会社
情報なし
CO2削減目標
情報なし
すべての出典情報
A credit card to offset your individual carbon guilt | Trellis
#### Sustain:Greenの概要
Sustain:Greenは、クレジットカードの顧客報酬プログラムを構築しており、カード所有者の報酬を個人のカーボンオフセット購入に充てることができます。これにより、顧客の購入から発生する資金の一部が、自主的な炭素市場に流れ込むことを目指しています。Sustain:GreenのCEOであるArthur Newman氏は、ウォール街での経験とカーボン市場での大規模組織との連携からインスピレーションを得て、このクレジットカードを開発しました。[Read More](https://trellis.net/article/credit-card-offset-your-individual-carbon-guilt/)

#### 未開拓市場への挑戦
個人によるオフセット購入は、自主的な炭素市場全体の取引量においてわずかな貢献に留まっていました。2013年には、個人によって取引された炭素排出量はわずか20万トン強(tCO2e)で、平均価格は17.40ドル/tCO2eでした。これに対し、市場全体の取引量は7,600万トンで、平均価格は4.90ドル/tCO2eでした。
Newman氏は、これまでオフセットが消費者にうまく販売されてこなかったこと、そして検証基準の違いによる混乱や透明性の欠如が市場の妨げとなってきたことを指摘しています。Sustain:Greenは、オフセットの購入を「無料」で「便利」にし、「透明性」を高めることで、これらの課題を克服しようとしています。
#### Sustain:Greenカードの仕組み
Sustain:Greenカードは、Commerce Bankの支援を受けており、購入額の2.7%相当がカーボンオフセットとして還元されます。さらに、初回購入時に5,000ポンド、四半期ごとに1,250ドル以上利用すると追加で2,500ポンド(年間最大10,000ポンド)のCO2オフセットが付与されます。これらのオフセットは、American Carbon Registry (ACR)を通じて購入されます。ACRは、炭素オフセットの基準と方法論を開発し、オフセットプロジェクトの登録、検証、監督を行う非営利団体です。
ACRの事業開発ディレクターであるMary Grady氏は、Sustain:Greenカードについて「人々は何もする必要がなく、通常の生活を送りながら買い物をするだけでオフセットできる」と述べ、そのコンセプトを高く評価しています。
#### 環境への追加貢献とパートナーシップ
Sustain:Greenカードは、生分解性素材で作られており、毎年大量に廃棄されるクレジットカードの問題にも対処しています。「土壌細菌に触れることで約6ヶ月で生分解される」とのことです。
また、Sustain:Greenはブラジルの森林保護と再植林を支援する「Mata no Peito」というイニシアチブと提携しています。これは、Nikeのカーボンオフセットによって資金提供されており、Sustain:Greenが特定のカーボンオフセットを購入し償却することで、その資金がMata no Peito基金に寄付され、ブラジルの熱帯雨林のプロジェクトに初期投資として提供されます。これにより、カード利用者は自身のカーボンフットプリントを相殺するだけでなく、熱帯雨林の保護にも貢献することができます。
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