ミレニアル世代が考える家族の幸せと住まいのかたち

ミレニアル世代の家族における個々の自由と共同体の調和

ミレニアル世代の家族における個々の自由と共同体の調和の考察

ミレニアル家族を動かすための - 博報堂DYメディアパートナーズ

ミレニアル世代が家族世帯の代表に

日本のミレニアル世代の特徴

• 共働きは当たり前で、男女平等意識が強い
• デジタルとともに成長しているために、効率志向が強い
• 不安定な時代に生きることで、「現状を楽しむ体質」を身につけている

ミレニアル家族の「家族意識」

• 「貧乏ひまなし」: 経済的ゆとりと時間的な余裕がともに少ないと答えた人はおよそ4割。
• 「子どもが小さいうちは家族優先」: 休日はできるだけ家族と一緒に過ごしたいと考える人はおよそ8割。
• 「共働きが当たり前」: 結婚・出産を経ても働き続ける女性が増加。
• 「家族は “同志”」: 仲良しなだけでは家族でないという意識が強まっている。
• 「現実的な家族形成意識」: 恋愛と結婚は別物だと考える人が6割以上。
• 「イクメン＆カジメン志向の高まり」: 夫も家事や育児を優先すべきだと考える男性が4割を超える。
• 「変化にも家族で柔軟に対応」: 転勤になったら家族も一緒に行く方がよいと考える人の割合が減少。
• 「頼れるものは活用する合理主義」: デジタル機器を育児に活用してもかまわないと考える人が5割超。
• 「きわめて高い幸福感」: 幸福感が高いと答える人が9割弱。

「身の幸家族」の行動原則とは

• 「かたよらない」: 家事の役割を固定化せずに流動的分担とし、責任や時間を家族の間で柔軟に分散。
• 「頑張りすぎない」: 賢く選択し、自分たちなりの基準で物事に優先順位をつける。
• 「あえて楽しむ」: 家事を「労働」ではなく、「楽しみ」と捉える。

ミレニアル家族の買物行動と意識

• 「買物の中心は休日」: 休日にまとめ買いし、平日は追加買いのみ。
• 「最適なチャネルとチェーンに絞り込む」: タイミングや特徴に合わせて選択。
• 「子どもが寝てからがECのゴールデンタイム」: 平日の21~24時にECを利用。
• 「限られた情報から即座に判断する」: 店頭が情報収集の場ともなっている。

「フレキシ消費」で家族の幸せを実現する

ミレニアル家族にアプローチするための7つのポイント

1. 「SH」＝「Share（共有）」: 買物リストの家族間共有サービスなど。
2. 「O」＝「Omit（省略）」: 商品を「編集」した店舗展開やコーナー作り。
3. 「P」=「Prepare（準備）」: レシピと準備済みの食材をまとめて提案・提供。
4. 「P」＝「Pleasure（喜び）」: 買物のついでに様々な体験ができる商品、プロモーション、店舗づくり。
5. 「I」=「Impression（直感）」: 幸せをじかに感じられる場やサービス。
6. 「N」＝「Network（つながり）」: 近隣の人々のニーズをつなげ、ものを融通し合うサービス。
7. 「G」＝「Genderless（誰でも）」: 誰でも商品内容がわかるパッケージづくりや情報ツールづくり。

参考リンク

• セミナー・フォーラム
• 博報堂Consulaction HP

[PDF] ミレニアル家族生活実態調査 - 博報堂

ミレニアル世代の定義と特徴

• ミレニアル世代: 主に1981～1996年頃に生まれた世代。世界人口の約3割を占める。
• アメリカのミレニアル世代:
  • マイノリティ・グループが4割以上
  • 高学歴（25〜34歳の34%が大卒）
  • 学生ローンの借金が多い（平均$35,000）
• 日本のミレニアル世代:
  • 消費性向が低下（1999年82.7%→2016年67.7%）

日本のミレニアル世代のヒストリー

• 1980年代: ファミコン発売、マッキントッシュ発売
• 1990年代: バブル崩壊、阪神淡路大震災、iモード開始
• 2000年代: 就職氷河期、リーマンショック、ブログ普及
• 2010年代: 東日本大震災、イクメンブーム

ミレニアル家族の特徴

• 共働きが当たり前: 男女平等意識が強い
• デジタルとともに成長: 効率志向
• 現状楽しみ体質: 不安定な時代の中で身についた

ミレニアル家族の家事行動

• 三大行動原則:
  • 偏らない: 固定的分担から流動的分担へ
  • 頑張りすぎない: 完璧主義から選択主義へ
  • 敢えて楽しむ: 家事を楽しむ工夫

ミレニアル家族の買物行動

• 平日の買物: 効率的に買う、平均買物時間26.4分
• 休日の買物: ゆっくりと買物、平均買物時間55.2分
• EC利用: 平日・休日ともに21時-24時がゴールデンタイム

ミレニアル家族の買物意識

• スマート消費からフレキシ消費へ:
  • みんなでショッパー: 家族みんなで買物
  • あらかじめチョイス: 絞られた選択肢から選ぶ
  • 買物テイメント: 買物を楽しむ

ミレニアル家族をつかまえる7つのポイント

1. 買物情報を家族で共有する
2. 余計なものは排除済み
3. 先回りして準備
4. 買物のついでの喜びづくり
5. 家族の幸せを直感
6. 仲間・地域のつながりを活用
7. 誰でも分かりやすい

参考リンク

• [PDF] ミレニアル家族生活実態調査 - 博報堂

ミレニアル世代の夫婦にみる新しい日常 - 知るギャラリー by INTAGE

家事の分担と新しい価値観

ミレニアル世代の特徴

ミレニアル世代の妻の特徴

• 家族とのつながり: 家族と一緒に過ごす時間を大切にし、愛情を注ぐことを重視。
• 周囲や友人との関係: おしゃれに気を使い、友人との関係を重視。大勢での交流を楽しむ。
• 消費行動や情報の受発信行動: SNSでの情報収集を重視し、節約志向。貯蓄や投資にも関心を持つ。

ミレニアル世代の夫の特徴

• 仕事・家族とのつながり: 成長意欲が強く、周囲からの評価を重視。家族との時間も大切にする。
• 消費行動や情報の受発信行動: 新しいものや流行に敏感で、SNSを活用して情報収集。投資にも積極的。

社会変化とミレニアル世代

まとめ

柔軟性と適応性を重視した住まいの要約

柔軟性と適応性を重視した住まいの考察

新世代（Z世代・ミレニアル世代）の理想の暮らしに関する意識調査

• 調査概要
  • 実施時期: 2023年8月16日（水）～ 8月17日（木）
  • 調査手法: インターネット調査
  • 調査対象: 全国の20代～30代男女516人（男性258人、女性258人）
  • 調査機関: マクロミル
• 調査サマリー
  • 理想の暮らし
    • 第1位: 「家族と長く一緒にいられる」（52.7%）
    • 第2位: 「趣味に没頭できる」（43.6%）
    • 第3位: 「仕事と趣味のオンオフをつけられる」（41.5%）
  • 最も幸せに感じること
    • 第1位: 「資産が増えること」（30.6%）
    • 第2位: 「子どもができること」（13.4%）
    • 第3位: 「趣味を充実させること」（12.4%）
  • 所有欲と体験欲
    • 所有欲が高い（49.2%）
    • 体験欲が高い（47.6%）
    • 「どちらとも言えない」（約3割）
  • 欲しい物
    • 第1位: 「住宅」（31.2%）
    • 諦めている物の第1位も「住宅」（16.3%）
• 新世代の住宅購入に関する意識
  • 住宅購入の目的
    • 第1位: 「自分自身の住居のため」（57.4%）
    • 第2位: 「他人に遠慮しない生活がしたいため」（28.3%）
    • 第3位: 「思い切り趣味を楽しみたいため」（14.7%）
  • 住宅購入に対するイメージ
    • ポジティブ: 「生活が豊かになりそう」（54.5%）
    • ネガティブ: 「住宅価格が高そう」（34.5%）
  • 住宅購入の条件
    • 「現在の家賃と同等の金額であれば、住宅を購入したい」（28.6%）
• 調査結果の背景と考察
  • 仮説: 多様性の時代において、新世代は自分が望む理想の“暮らしの型”を見つけることが重要と感じている。
  • 価値観の変化: 新世代は、住宅購入を従来のような人生の重要な目標として捉えない傾向が見受けられる。
  • 経済的な障壁: 住宅購入は自分の夢や趣味を我慢・犠牲にする必要があると認識されている。

【博報堂買物研「ミレニアル家族が買物を変える！」第1回】新しい家族意識と買物行動

• ミレニアル世代の特徴
  • マイノリティグループが4割以上を占め、フラットな人種意識を持つ
  • 高学歴（25～34歳の34％が大卒）
  • 学生ローンの借金が多く、平均3万5千ドル
• 日本のミレニアル世代の特徴
  • 家庭科を男女共に習い、共働きが当たり前化
  • インターネット、スマホ等のデジタルツールの普及とともに成長
  • 成長なき失われた20年に育ち、現状を楽しむ体質
• ミレニアル家族の家族意識
  • 家事の役割を固定化せず、流動的分担
  • 「できる時に夫婦のできる方が家事をやればよい」と考える人は57.3％
  • 「男性だから女性だからという性別役割分担に縛られたくない」と考える人は50.7％
• ミレニアル家族の買物行動
  • 夫の買物参加率が高い
    • 定期的実施率は24.7％、買物同行率は45.3％
  • 買物にあまり多くの時間をかけられない
    • 「買物で迷いたくない」という意識は42.8％
    • 「ある程度絞られた中から選んで買いたい」という意識は26.8％
  • 買物を楽しみたいが、ついでにしたい
    • 「買物テイメント」意識
• ミレニアル家族の新しい家族像
  • 「身の幸（さち）家族」
    • お互いを柔軟に支え合い、無理せず、欲張らず、自分たちなりの幸せをつくり出す家族

家族の変化に合わせて空間をカスタマイズ 「幸せ住まい」を叶える仕切りのない大空間

• 発表日時: 2022年1月28日 17時30分
• 発表者: 積水ハウス株式会社

• ストーリー素材ダウンロード

積水ハウス株式会社のストーリー

ミレニアル世代の持続可能性と環境への配慮

ミレニアル世代の持続可能性と環境配慮の背景と影響

博報堂買物研究所、ミレニアル世代の家族消費を洞察～みんなで ...

• 「身の丈」から「身の幸家族（みのさちかぞく）」へ
  調査結果によると、ミレニアル夫の定期的家事実行数は約5個で、アラウンド50家族（45～54歳）の夫の約2倍です。家事の分担方法は固定ではなく、流動的な分担へと移行しています。忙しい中でも家事・仕事・趣味を完璧にこなす必要はなく、家族の幸せを確保するために頑張りすぎない様子が見られました。
  
  また、家事に関する意識調査では、「日々の生活を楽しんでいる」と答えたミレニアル家族は43.7％、アラウンド50家族は26.4％でした。家事をネガティブなタスクではなく、楽しめるものへと工夫している姿が見られました。
  
• 「スマート消費」から「フレキシ消費」へ
  買物行動についても、ミレニアル夫の約半数が買物に同行していることがわかりました。日用品の買物でも夫婦の意見を合わせて失敗を回避し、休日に家族で楽しみながら買物をする傾向があります。
  
  さらに、商品の選択肢が多すぎることがストレスになることがわかりました。
  

新世代（Z世代・ミレニアル世代）の理想の暮らしに関する意識調査

• 新世代の幸せの定義
  最も幸せに感じることの第1位は「資産が増えること」（30.6%）。理想の暮らしは「家族と長く一緒にいられる」（52.7%）に続き、「趣味に没頭できる」（43.6%）、「仕事と趣味のオンオフをつけられる」（41.5%）など趣味に関する項目が上位に。
• 住宅購入に対する意識
  約6割（59.9%）が「住宅購入は趣味や好きなことを我慢、犠牲にしないと実現しない」と考えている。住宅購入の目的の第1位は「自分自身の住居のため」（57.4%）。住宅購入に対して「生活が豊かになりそう」（54.5%）とポジティブなイメージを持つ一方、「住宅価格が高そう」（34.5%）とネガティブなイメージも持っている。
  
• 体験欲と所有欲
  新世代は「所有欲が高い」（49.2%）、「体験欲が高い」（47.6%）と、所有欲がわずかに高い傾向。約3割が「どちらとも言えない」と回答し、体験と所有の両方を望む傾向が見られる。
  
• 住宅購入に対する意識
  欲しい物の第1位は「住宅」（31.2%）だが、諦めている物の第1位も「住宅」（16.3%）。住宅購入の目的の第1位は「自分自身の住居のため」（57.4%）、次いで「他人に遠慮しない生活がしたいため」（28.3%）、「思い切り趣味を楽しみたいため」（14.7%）。
  
• ポジティブ・ネガティブな印象
  住宅購入に対するポジティブな印象は「生活が豊かになりそう」（54.5%）。ネガティブな印象は「住宅価格が高そう」（60.1%）、「ローンの返済など購入のために節約が増えそう」（46.3%）。
  

Z世代約6割が住宅購入の意向 フレキシブルな暮らしに関心 | 新建ハウジング

• 新型コロナの影響
  約8割の人が「生活が変化した」と回答。
• Z世代の住宅購入意向
  Z世代（15～24歳）の約6割が「購入・所有したい」と回答。そのうち、「新築・戸建住宅」を希望する人は42.6％、「新築・マンション」が26.8％。Z世代の購入意向者の69.4％が「新築」を希望。
• 暮らしの希望
  Z世代の36.3％が「ライフステージに応じて住む土地を変える暮らし」を希望。大人世代（40～69歳）は「できるだけ長く同じ土地に住み続ける暮らし」を希望する人が62.9％。
• 理想の住まい
  全世代で「落ち着いた穏やかな気持ちで過ごせる空間」（57.8％）が最も多い。Z世代は「友人や来客を迎え、コミュニケーションを楽しめる空間」を求める傾向が強い。「仕事や勉強に効率的に取り組める空間」を求める割合が大人世代より11ポイント多い。
• 環境意識
  「多少お金がかかっても地球にやさしい暮らし」を選ぶ割合に世代間で顕著な差はなし。Z世代は商品購入時に「製造・販売する企業のSDGsなどの環境・社会問題に取り組み姿勢を重視する」が48.5％。

調査対象者の内訳

• 「Z世代」15歳～24歳：421人
• 「ミレニアル世代」25歳～39歳：629人
• 「大人世代」40歳～69歳：1040人

4人家族の幸せな住まいの条件に関する調査結果の要約

4人家族の幸せな住まいの条件に関する考察

その他に関連する詳細情報

間取り

• 現在の住まいの間取り
  • 「4LDK」が34.5％、「3LDK」が32.1％とトップ2で6割を超える。
• 最低限必要な間取り
  • 現在3LDKに住んでいる人の66.7％が「今と同じ(3LDK)」と回答。
  • 現在4LDKに住んでいる人の53.8％が「今と同じ(4LDK)」と回答する一方で、37.9％が「今より狭い(4DK以下)」と回答。

広さとリビングの広さ

• 現在の住まいの広さ
  • 「60平方メートル 未満」が22.5％と最多。
• 最低限必要な広さ
  • 「60平方メートル 未満」から「100～120平方メートル 未満」までが約20％と同割合。
• リビングの広さ
  • 現在のリビングの広さは「～15畳」が44.5％と最多。
  • 最低限必要なリビングの広さも「～15畳」が37.3％と最多。

最寄り駅までの徒歩分数と通勤時間

• 最寄り駅までの徒歩分数
  • 現在の住まいと最低限許容できる徒歩分数ともに「10分以内」が最多。
  • 最低限許容できる徒歩分数は「20分以内」「30分以内」も20％近く、30分までなら許容可能。
• 通勤時間
  • 現在の住まいの片道通勤時間は「15分以内」が35.2％と最多。
  • 最低限許容できる通勤時間は「60分以内」が36.7％と最多。

あったら幸せだと思う設備・仕様

• キッチン
  • 「食器洗浄機」が53.6％と最多。
• バス・トイレ・洗面所
  • 「追焚き機能付きバス」が63.3％と最多。
• 居室
  • 「一人一部屋(4部屋)」が73.1％と最多。
• 屋外
  • 「駐車場2台以上」「防犯カメラ」「広い庭」が半数を超える。

2017年調査との比較

• 広さ(延床面積)
  • 2017年とほぼ同じ結果。
• 最寄り駅までの徒歩分数
  • 「15分未満」の割合が増え、駅近傾向に。

調査概要

• 調査対象
  • 全国の0～19歳の子ども2名と、自分と配偶者の計4名で同居している30～50代の既婚男女420名。
• 調査方法
  • インターネットによるアンケート調査。
• 調査期間
  • 2021年2月26日（金）～3月1日（月）。

家の広さとリビングの広さ

• 家の広さ: 平均89.0㎡
  • 最も多い回答: 80㎡以上100㎡未満（約3割）
• リビングの広さ: 平均12.2畳
  • 最も多い回答: 10畳以上15畳未満（半数近く）

駅徒歩の限界と通勤時間の限界

• 駅徒歩の限界: 平均18.4分
  • 最も多い回答: 15分以上20分未満
• 通勤時間の限界: 平均57.1分
  • 最も多い回答: 60分以上80分未満
  • 男女別平均: 男性63.5分、女性50.7分

子供との会話時間と夫婦の会話時間

• 子供との会話時間: 平均68.7分
  • 最も多い回答: 60分以上90分未満
• 夫婦の会話時間: 平均53.8分
  • 最も多い回答: 60分以上90分未満

愛さえあれば幸せに暮らせるか

• 愛さえあれば幸せに暮らせる: 33.0％
• 絶対必要なもの
  • 1位: 食物
  • 2位: 住居
  • 3位: お金

現在の住まいの満足度

• 現在の住まいが最低限必要な条件を満たしている: 80.9％